●133 幸の調 さちのしらべ 〇ルテをもちてきたりしらべたえにうたえ

 表題:幸の調(幸福の曲調)
 読み:さちのしらべ

 収録:(A)共益教材樂譜 5 共益商社 1929(S.4).12.1 ◎[A2-84] Copy=[P135] ※幸福の曲調
    (B)新男子音樂教科書 教授用書 第2編 若狭萬次郎編著 共益商社 1937(S.12).7.9=初 ◎Copy=(K32) ※幸の調 森迫武の同名の詞も別に付いている

 記譜:二部合唱(伴奏付き) ニ長調 3/8

 インチピット:ミミミ|ファミファ|ソソ|ミ

 曲:ドイツ民謡
 編曲:(B)編著者(若狭萬次郎)
 詞:犬童球渓 ※1929(S.4).11作詞

 ※さちのしらべの読みは歌詞中にある!。(A)の表題にも「さちのしらべ」とルビ。
 ※教科書時点で漢字を変更か?


[詞] ※新男子音樂教科書より

1.ルテ(小琴)を持ちて來(きた)り 調妙にうたへ 幸の調を
  夕日山に沈み 暗(やみ)の迫る迄も 共に歌はん
  科(しな)の蔭に 科の木蔭に

2.風のそよぐ森に 水の清き岸に 急ぎ來(きた)りて
  憂(うれひ)なげきつらさ 永久(とは)に洗ひ流せ 汝(なれ)がその身の
  杉の蔭に 杉の木蔭に

3.人の幸を奪ひ 何(な)どか悩み來る 耐へぬ悩みの
  ルテを持ちて來り 調妙にうたへ 幸の調を
  科(しな)の蔭に 科の木蔭に


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